合格への近道は“過去問制覇”

“試験に合格するためのノウハウ”がいっぱい詰まった、フォーサイトの「戦略立案編」という小冊子には、とにかく過去問が大切だと書いてある。私ははじめ、「それって本当なの?」と思った。
「過去に出た問題は、もう試験の問題として使えないのでは?」
ってね。でもどうやら、その私の考え、間違っていたみたい。

同じ会社のC先輩は、2年前にファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得した。その先輩が言っていたのは、「これは、どの国家試験にも言えることなんだけど、試験問題って、過去10年分の問題から、選りすぐって出しているのよ。知ってた?
もちろん、全く同じ問題は出ないわよ。でも、ほぼ同じ範囲から出てるし、同じような問題が多いのよ。だから、試験に合格するためには、とにかく過去問をやれば、一発ってわけ。実際に私が試験を受けたときも
これ、前にやった!という問題が多かったもん」
ということだった。
たしかに、受検生のレベルを正確に判定するには、同じような問題を出題して、判定するしかない。

さらには、稀に、過去問以外の問題が出題されるけれど、これは無理して解かないで“捨てる問題”として考えた方がいいとも言われた。
それから私は、過去問に力を注ぎ、10年分の過去問を終わらせた。
その成果、試験1ヶ月前の模擬試験では合格ラインに乗せることができた。

それから数日後、久しぶりに母から連絡が来た。内容は、父の給料が20%カットになった、という報告だった。さらに妹や弟が高校に入学して、お金がかかり過ぎる、いうことだった。今は、月3万円を実家に送っているけれど、もう少し増やせないかということだ。私だって、家賃や食費、大学の学費返済、そして実家となると、けっこうきつい。さらに金額を増やすとなると・・・・・・。そんなときにこう思う。
「子供を作り過ぎなんだよ!」
ってね。もちろん母には言えないけれど。
ファイナンシャルプランナー(FP)になったら、今よりも給料が2万円上がるから、それをプラスして計5万円を送ると約束した。
本当は、新しいスーツ買いたかったのにな・・・・・・。

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